視力が年齢相当に発達していない状態を言います。
視力は1歳で0.1、2歳で0.5、3歳で1.0と成長していきますが、遠視や乱視、斜視、白内障や眼瞼下垂などがあると視力の成長が遅れます。
物を見る力が養われるのは8歳頃までと言われています。弱視治療はなるべく早めに治療することが大切です。眼位のずれや左右の視力の差が大きい場合は弱視の可能性もございますので眼科受診をお勧めします。
赤ちゃんの多くは生まれてくるときには、鼻涙管という管がちゃんと開いて生まれてくるのですが鼻涙管の一部が弁で塞がったまま生まれてくる場合が先天性の鼻涙管閉塞です。生後まもなくから流涙と目やにが症状として現れます。
抗生剤の目薬で一時良くなっても、また流涙と目やにが続くことが多いです。初期は点眼薬と涙嚢マッサージで経過をみますが、生後6ヶ月ほどして必要であれば鼻涙管放術を行います。鼻涙管解放術とはブジーといって細い針金のようなもので塞がった場所を通してあげる治療です。多くの場合は鼻涙管開放術をすることで症状は改善しますが、中には骨の異常などによる狭窄や癒着が強いものなど難治性のものもあります。赤ちゃんの鼻涙管は大人の鼻涙管よりは、やや直線的な走行をしていますが、個人差もあり丁寧に走行に沿って解放術をしてあげることが重要です。
先天性鼻涙管閉塞症でお悩みの方は一度ご相談下さい。
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